俺たちSpartanic Rockersの
波乱万丈な Story vol.044
Spartanic Rockers in Asia Bagus!!!
OLD SCHOOL NIGHT(オールドスクールナイト) をなんとか乗り切った我々に、次はASIA BAGUSE というテレビ番組への出演オファーが舞い込みます。
アジアバグース!(Asia Bagus!)
この番組は、かつて日本の他、インドネシア、シンガポール、マレーシア、韓国、台湾、タイというアジア7か国で毎週放送されていたオーディション番組。
基本的にはシンガーやミュージシャンが挑戦する番組で、挑戦者も上記の7か国から、国を超えて出演するグローバルな番組であった。
そういう意味ではとても先進的な試みで、現在海外で行われているオーディション形式の番組と同じように多くの可能性を秘めた番組だったと思う。
グローバル化が進んでいる昨今では更に時代にフィットする番組ではないかと思うが、残念ながら番組は2000年に終了してしまっております。
さて、佐久間さんのツテで、この番組のゲスト審査員としてSpartanic Rockers(スパルタニック・ロッカーズ)が招聘される事となりました。
そして、今回はSpartanic を代表して佐久間さん、自分、そしてJOの3名が出演させていただく事となった。
ツヨシはまだ骨折が完治していなかった状態だったから、必然的にこのメンツになる。
番組では事前に東京に司会者のNAJIP(ナジフ)氏が来日。
我々の練習を取材しに来てくれた。
映像ではGOの抜けたところにKATSUYOSHIという、佐久間さんの後輩ダンサーが代わりに入ってくれています。
当時のスパルタニックでは、ショーの構成を変えないように、時々このような欠員補充が行われていた。
(番組内ではチームに関して若干間違った情報も流れております)
さて、この番組はこの時シンガポールにて収録されていたため、我々は番組収録のためCXのスタッフさんや、日本からエントリーしていたミュージシャンと一緒にシンガポールに渡航した。
我々は、番組内で審査を担当するとともに、ダンスを披露するというのが役割である。
ここでの思い出と言えば、JOの様々な言動。
具体的な名前は覚えていないが、我々はいわゆる名の知れた高級ホテルにとめていただき、番組のスタッフさんからは、ホテルのレストランで食事して、伝票は部屋につけておいてくれと言われた。
皆さん、忙しくて我々のメシに付き合っている時間はなかったのだと思います。
俺達3人は、ホテル内にある高級な中華料理店に入って食事をした。
JOは全く英語を理解できないので、俺が「JO、何が食べたい?」と聞くと
「餃子とシュウマイとフカヒレスープ」と言っておりました。
奴の知っている高級料理は「フカヒレスープ」だけだったんだと思う(笑)
食べたいものを頼み、食事を終えた俺達は、最後に伝票を見て金額にビックリ!さすがに高級ホテルの高級中華。
佐久間さんと顔を見合わせて、
「こんな金額になっちゃって大丈夫かな??」
と心配する小市民な我々でありました。
さて、収録スタジオではまたJOが持ち前の行動力で独自なムーヴを見せます。
奴は英語はもちろん、シンガポールで使われているその他の言葉も全く話せませんが、収録スタジオのAD の女の子にいろいろ話しかけます。
俺は、少し離れて見ていたから、実際に何を話しているかは分かりません。
そのうち、スタジオの端の方にいって2人だけで仲良く話し始めました。
JOの背中を見ながら俺は
凄い奴 ・・・と思いました。
全くしゃべれないのに、いったいどうやってコミュニケーションしているんだろう。
実はこの強さは、相方、ツヨシにもある。
ツヨシも同じく英語はしゃべれないが、奴は海外に行っても日本語で通す!ロンドンでケンタッキーに行った時のツヨシの注文方法
えっとねぇー、ツイスターと・・・
違う違う、ツイスターだよ。
ツイスター
それからね、ポテト
(もちろん全部日本語)
全く英語を使う事なく望みの物を手に入れるツヨシ。
俺と豪はツヨシの後ろに並んでいて驚愕(笑)
ヤンキー強し!!
気持ちがあれば、言葉がしゃべれなくても伝えられるんだな・・・と感心します。
俺にはちょっと無理かも(笑)
さぁそんなこんなのシンガポール旅。
スタジオの踊るスペースは狭かったけど、なかなかいいショーだと思います。
是非ご覧ください。
映像を見ると、当たり前だけど、俺も佐久間さんも若い!
俺なんて顔がまだつるつるしてる(笑)
また、最年少JOが最高に輝いていて踊っている姿が印象的。
笑顔も踊りも最高でした!
*番組ではチーム結成など若干間違った情報が流れております。詳しくはこちらのSpartanic Story Vol.1からチェックしていただければと思います。
こうして役割を果たし(?)我々は無事に帰国しました。
残念なのは、その時コンテストに参加していた才能ある日本の若手ミュージシャンや、驚くほど美しかったシンガポールの双子姉妹アシスタントと交換した絡先を飛行機に忘れてしまったことである。
俺の忘れ物癖は、既にこのころから始まっております。
End of The Spartanic Rockers Story Vol.044
To be continued
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