#10 人気絶頂の2人によるデュエット Something In Common / Bobby Brown ft. Whitney Houston

DJ TKO 感動の名曲紹介コーナー

人気絶頂のスーパースター2人によるデュエットソング。
この当時の2人にとって、手に入らないものはないという感覚であったのではないだろうか?
それでも、人生は様々に変化していくものだ。

ダンス界にとても重要な役割を果たしたシンガー、Bobby Brown(ボビー・ブラウン)と当時の妻であったWhitney Houston(ホイットニー・ヒューストン)とのデュエットソング。
1993年リリースの1曲。
当時のヒットメーカーTeddy Riley(テディ・ライリィ)のプロデュースによるものである。

KIDSシンガーグループNew Edition(ニュー・エディション)から独立し、1988年にリリースしたアルバム「Don’t Be Cruel」が大ヒットしたボビー・ブラウン。
ランニングマンやロジャーラビット等のステップダンスをPVで披露し大ブームを巻き起こした。

一方のWhitney Houstonはその素晴らしい歌唱力で一世を風靡し、リリースするアルバムは全てヒット。
1992年には、初主演映画『ボディガード』が公開され、大ヒット。

その同じ年、1992年にこの2人は結婚している。

その幸せ絶頂期の2人によるデュエットソング。
ミュージックビデオを見ても、キラキラとした、2人の幸せ感が溢れ出しているのが感じられる。

自分がこの曲と出会ったのは恐らく、リリース当時だったと思われる。
大学を卒業し社会人として仕事やダンスをしていた頃だ。
クラブでこの曲がかかった時に、すいているフロアーで、
知人のFRANK(当時日本に住んでいたN.Y.出身のダンサー)と2人でこの曲を浴びるようにしながら踊ったことが記憶に残っている。

さて、絶頂期に結婚した2人は結婚後一人娘をもうけるが、
この後幸せな状況がずっと続く事はなかった。
2人は2006年に離婚。
そしてホイットニーも娘も薬が原因で若くして亡くなってしまう。

いつ聞いても間違えない一曲であるが、
歌詞も、メロディーも、そして当時の状況も幸せ一杯なこの曲だけに、
その後の不幸な顛末を思うと、この曲を聴くたびに切ない気持ちになってしまう。

END OF THIS STORY