Spartanic Showcase in BOTY98 後半! Spartanic Rockers Story Vol.036

俺たちSpartanic Rockersの
波乱万丈な Story vol.036

後半突入!ショーケース in BOTY98

ドイツで開催されている世界規模のブレイクの大会、
Battle of The Year1998(バトル・オブ・ザ・イヤー)に参戦しに来た我々Spartanic Rockers(スパルタニック・ロッカーズ)

ストリートファイターのパートを終えて、スパルタニックのショーは後半に突入!

後半は、佐久間さんのロックのソロからスタートです。

メンバー全員で佐久間さんを着替えさせ、ロック用の衣装に変えていくという演出。

単純にワクワクします。

佐久間さんのソロが始まると俺達その他のメンバーはクラップをしてもりあげているのだが、ビデオをよく見ると、JOがふざけようとしている(笑)

この大会の後、日本でこの同じショーをやったとき、佐久間さんのソロ中に俺たちがふざけまくっているのがあるが、多分JOはそれと同じような事を皆でやろうとしていたんだと思う。

いたずら好きな奴だ。
しかも打合せなし(笑)
今回はやらなくてよかったかな???

一方本編、佐久間さんのソロはさすがのスキル。
アクロバットを織り交ぜながらファンキーなスタイルで観客を魅了した。

 

続くは自分のソロ。
このときのソロは映像に残っている中でも恐らく最悪な内容だったのではないだろうか。

ソロムーヴは、ヒザの痛みで残念な内容に!

前から話題にしている通り、この日はヒザが痛くて曲げる事ができないような状態。
この時はソロで何をしようとしたかは覚えておりませんが、ベイビーウインドミルをやろうとしたら、曲げようとしたヒザがかなり痛んだので、普通のウィンドミルに切り替えたのではないかと思われます。
流れも悪く、スピードも乗らないまま、超中途半端な状態で終わってしまった。

 

ここから佐久間さんと豪のトップロックによる転換があり、JOのソロへ!

ストリートファイターの時と同様、大きく舞台ツラに向かって滑っていてしまうJO。
ウインドミルからフォーヘッドグライドへつなごうとして失敗している。
リカバリーは前回同様独特な動き。
そこから1990のコンティニッション(手でこいでまわり続けること)に移行するが、不満足な出来だと思う。
このJamiroquaiの曲、The KidsはなんかとってもJOらしい、彼にマッチした曲だなと思う。

続く、ツヨシのソロ!
曲は、ツヨシがテーマソングとしていた、Don’t Sweat The Technique(Eric B. & Rakim)

ウインドミル→トーマスフレア→ウインドミル→1990
という安定のコンビネーション。
クオリティーもさすがの内容。
1990からウインドミルに戻すと、一旦止めて逆回転。
パワームーヴのスウィッチ(逆回転)はやる人はそれほど多くないテクニックである。

 

ツヨシとJOだけ2回ブレイキンのソロをしているのは、彼らがB-Boyとしてうちのチームでは勢いもスキルも高かったからである。
B-Boyのバトルイベントという事を意識した構成だ。

Spartanicのエース2人のソロが終了し、ここからは最後のルーティーンパートに入る。
最後のルーティーンはやはり我々のスキルやチームの状態を考えて、ロックのルーティーンと言うことになった。
曲は “Sly&The Family Stone”の”Dance To The Medley”
最後を盛り上げるにはちょうどいい曲だ。

LOCKのルーティーンはエンタテインメント性も意識した見ごたえある内容!!!

ロックのルーティーンは基本的に佐久間さんが振りの構成を考えてくれております。
それほどロックのスキルがないツヨシやJOでも問題ないように、チーム全体で見せれるような、とても面白い構成である。
もちろん踊りの部分もきちんとフォローしてある。
踊りと構成、エンターテインメント性のバランスがとても良い振り付けだと思う。
カノンでフォーメーションが次々に変わっていくところや、予想不可能な展開は今見てもとても楽しめる内容です。

当然このような凝った振り付けをあまり見たことがないヨーロッパの観客達は大喜び!

MCもパフォーマンス中に”YEAH” や”SH*T”などの言葉を発しております。

こうしてわれわれは無事?自分たちのショーを終了しました。
ショー全体としての出来はとても良かったと思いますが、自分はヒザの痛みで思ったように体を動かすことができず、振り付けを踊るのが精一杯な状態でした。
今でもよく覚えておりますが、ロックのルーティーンの前半でしゃがむところ、めちゃめちゃ膝が痛く、うなりながらやっておりました。

またツヨシ、JOも実力を出し切れたとは言えない内容でした。
繰り返しますが、当時のツヨシ、JOの実力はこんなものではなかった。
旅疲れか、緊張か、床が滑ったのか、もしくは前日の前夜祭は禁止にしたけれど、当日のサークルで踊りすぎたのか(笑)
その辺は定かではありませんが、とにかく今回のショー中のソロは100%の実力を出し切れない状態でした。

総括すると、佐久間さん、豪の立ち踊り担当は十分なパフォーマンスを見せたが、宮田・ツヨシ・JOのブレイクチームとしては問題が残る出来となった。

ともかくショーを終えた我々は、結果を待つことになります。

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番外編

自分は現場を見ていないのですが・・・

本番前に会場の至る所で行われていたサークルバトル。
このうちの1つで豪はポップバトルをしていた。
バトルを売られたポッパーを1人負かすと、フランスのSalah(サラ)が登場!
やりあった後に、リスペクトの握手をしたら、サラは肩抜きして更に踊り出し、豪が怒って手を振り払い、そこからもみくちゃになったらしい。
周りの人達に止めれてて、一応その場は終息したとのこと。
豪はツヨシになだめられて、ツヨシの方が怖いから喧嘩をやめたと言っております(笑)

今はPOPPER、パフォーマーとして有名なSalahはB-Boyとしても活動していた!

知らない方も多いかと思いますが、この当時のサラはB-Boyのクルーに入っていて、独自の柔軟性を活かしたムーヴを多用しておりました。

また、性格も超イケイケで、バトルではよくトラブルを起こしておりました。
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End of The Spartanic Rockers Story Vol.036

To be continued


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