FREE STYLE SESSION JAPAN 2022 その1

6月4日に4年ぶりにFREE STYLE SESSION JAPAN が開催された。
このイベントは、アメリカ発のブレイクのバトルイベントで、かつては
イギリスのUK B-BOY CHAMIONSHPS、ドイツのBATTLE OF THE YEAR と並び世界3大大会と言われていた歴史のあるイベントである。
(現在は国際的な大会が乱立しており、3大大会の定義は困難であるといえる)

4年ぶりに開催されるという事で、このイベントを愛する多くのB-BOY/B-GIRL 達が会場となった横浜赤レンガ倉庫前の特設会場に集結した。
その数80チーム!
このチーム数は凄い事です。
コロナ自粛へのストレスと、4年ぶりの開催が相まって、多くのチームが参加したのだと思われます。

そして自分も約20年ぶりにバトルに参戦!
最初は我がチームSpartanic Rockers のツヨシから、の誘いがあり、チームとしての参戦も考えていたのですが、結局チームで出れるのは俺とツヨシの2名だけ。
どうしようかと考えていたところ、ツヨシが同世代の仲間たちからの誘いを受けたとの事で、俺も混ぜてもらう事になりました。

チーム名は「ブレイク原人」
メンバーのRyutaによると、チーム名の由来は日本のブレイキングの黎明期、創世記のB-Boyであるという意味だそうです。

メンバーは
EX回転倶楽部からRyuta、Matsu(aka毒針)、早稲田ブレイカーズからYAJIRO、リズムスニーカーズからTONO、NAT/SIVAのDye、BSDのFUKKO、そしてツヨシと俺がSpartanic Rockers からという濃いい8名でした。

バトルには出たいという気持ちはずっとあったけど、なかなか出るチャンスがありませんでした。
年齢のせいもありましたが、基本はチーム以外では出ないというこだわりがあったからです。
今回はそういうこだわりを超えて、自分より少し下の世代だが、同じ時間を過ごしてきたメンツと一緒ということで、参加させていただきました。
ありがたいお話です。
(こだわりだけでは一生出る機会が無かったと思います)

メンバーのDye、FUKKO が30後半、残りのメンツは40半ば以上、自分は54歳という、B-Boy界では超高齢のチームとなりました。
が、年齢に関係なく意外とみんなやります!(笑)
ブレイク原人では直前にも別のバトルにでていたようで、なかなか活動的!

我がSpartanicRockers と言えばバトルルーティーンという看板があるので、ツヨシとルーティーンを作るためにバトルの前週にわざわざツヨシ在住の静岡まで行ってルーティーンを1つ作ってきました。


●予選バトル
そして迎えたバトル当日。
快晴の元、横浜赤レンガ倉庫前の特設ステージでは暑い、そして熱いバトルが展開されました。
日本各地から有名クルーも多く参戦。
レベルの高い戦いばかり。

我々の出番は予選も大分後半でした。
いよいよ出番となり会場に入ると、このイベントの主催者であるトシオさん(まっちゃん)に呼ばれ
「宮田、盛り上がるから最初に出なよ!」と焚きつけられましたwww
しかしながら、予選は制限時間が6分間。
この時間だと各チーム5、6名が出るのが一杯の長さです。仮に予選で負けた場合、2名程度はエントリーしたが踊れないで終わってしまう事になります。
若いメンツ優先でやってもらいたいから、自分は最初から「予選は出ない」と他のメンバーに宣言しておりました。
(その代わり予選は抜けてねとも言っておりましたwww)
トシオさんのありがたいお言葉はありましたが、バトルが始まった時はそのつもりで自陣待機です。
ブレイク原人はツヨシが最初のターンで踊り、メンバーが順にRepresentしていきます。
あっという間の6分間。
ついにあと30秒を切ったあたりで相手チームのHANZO君が明らかに自分に向かって振ってきました。

ここで残り10秒。

振りに応えて、登場させてもらいました。

ウインドミルに対してウインドミルで返す。
MOVE FOR MOVE はバトルの基本です。
10秒しかないのでウインドミルのみで終了。

最後にMATSU(毒針)がフリーズに絡んできてくれました。
MCのKENSAKUも言っていたが、これは完全にアドリブでMATSUは凄い対応力。
このMATSUのフリーズも入れると、一応メンバー全員がなんとか登場したという形で予選バトルは終了。

ちなみに、その時相手チームのHANZO君が多分俺に振って出やすくしてくれるんだなと思いましたが、後で本人に聞いたところやっぱり、やっぱりそうでした。
お陰で最後の流れでスムースに出られました。
ありがとう!
相手チームの事は全く知らなかったのですが、twitterで呼びかけたら本人から連絡もらいました。
SNS時代の素晴らしさ。

さて予選が終わってジャッジタイム
80チームから16チームへの絞り込みです。
待っている間に既にビールを飲むかどうかが話題になりましたが、
予選通過の可能性も考えて我慢。

待つ事約1時間。

ブレイク原人予選通過!!

→飲まないでよかったwww

さて、ここからトーナメントの始まり、TOP16からです。
ここで自分たちが、想像もしなかった事件?を巻き起こしてしまいます

後半に続く!


予選動画、ブレイク原人メンバーの名前テロップが間違っておりました!
DAI→Dye(NAT/SIVA) でした。
お詫びして訂正させていただきます。