スタッフも踊る「OH！舞DA PUMP!!」

先週のお話ですが、
同期、鍵谷君にソウルダンスのワークショップをやってもらい、自分も参加しました。
２時間でソウルのステップを７つ覚えるという企画で、これは自分が習いたいという、かなりエゴな理由から企画した内容です(笑)

でも、ご参加の皆さんにもきっと為になったと思います！！

＊ちなみに「ソウルダンス」という言い方は日本特有で、現地ではパーティーグルーヴというのが一般的です。

久々にワークショップを受けてとても勉強になるとともに、ニュースクールヒップホップのステップとのつながりも感じられて、有意義な時間でした。

そして、このワークショップには自分が小学校２年生から浦安のスタジオ・フェイスで教えていた「ソラ君」も参加しました。
ソラ君も、もう中学３年生。
とっても大きくなりました。

小さい時から自分の教えていた生徒と一緒にレッスンを受けるというのは初めてで、なんとも言えないフレッシュな感じでした。

知らない事を前にすると、先生だった俺もソラ君も同じ生徒です。
「生徒同士」頑張ってレッスンを受けました(笑)

＊こちらの動画は自分の振付でフェイスの子供たちが出演したWORLD OF DANCEの映像。この時ソラ君は小学校６年生。最初に逆立ちでフリーズするのがソラ君です。

よく、自分がレッスンをするようになったら、他の人のレッスンを受けなくなるダンスの先生を見かけます。
年をとってもまだ知らないことは沢山あります。
尊敬するBE BOP CREW のセイジさんですら、いまだにレッスンを受けていらっしゃいます。いくつになっても学ぶ姿勢を保つことで人間もダンスも成長するのかなと思います。

学んだことは消化して、自分の生徒たちに還元できます。
それが生徒達の為にもなります。
これからもできるだけ機会を逃さず、いろいろと学んでいきたいと思います。

＊鍵谷君のソウルダンスとパンキング（ワック）のワークショップは定期的に開催しております！
ご興味のある方は是非以下をチェックしてください

http://www.aasd.jp/category/hiphop-academy/

さて、ワークショップが終了後は外苑前に移動して、自分がお手伝いをしえているdTVの番組「OH！舞DA PUMP!!」の定例会議でした。
毎週放送しているこの番組は、基本週１回で会議を開き、次回の企画や内容について話し合っております。

ゴールデンウィーク最後の休みの日でしたが、会議はいつものように始まりました。
そして、この日の会議は特別な会議となりました。

番組内の企画で、MCを務めるお笑いコンビ、アルコ＆ピースの酒井健太氏（番組内通称：カイザー）にダンスを教えるという企画があるんですが、話の流れで番組のチーフディレクター（以降ＣＤ）から
「宮田さん、ダンスの基礎っていうと、最初に何を教えるんですか？」という質問がありました。

自分は
「基本的なリズムの取り方を教えるんですよ」
といって、簡単なステップ（例えば２ステップ）とダウンやアップ、ダブルのリズムなどをいれるとどうなるのかという事を実践しながら説明しました。

ＣＤ
「おー、めちゃめちゃ分かりやすいですね！
でも、自分なんかは全く踊れないから、たまにクラブ行っても、ひたすらタバコ吸ってるんですよ」

宮田
「いや、誰でも踊れますよ。
音楽を聞いたら皆、自然とリズムとってるじゃないですか。
それだけでいいんです。なんか特別な事ではないんですよ。」

ＣＤ
「じゃ、どういう感じかやってみよう。
みんなも立って！一緒にやってみるよ。」

ＣＤは席を立ちあがって会議に参加している人達全員を立たせます。
ＡＤも他のディレクターも、放送作家さんも全員立ち上がり、俺の指示に従って２ステップでのダウンやアップをやり始めます(笑)

すぐできる人もいればもちろん、出来ない人もいますが、この
「実際にやってみて理解しよう」
という姿勢はとても大事です！

２ステップの次は代表的なステップとしてランニングマン。
これは教え方にコツがあるのですが、ちゃんと分かりやすく説明すれば多くの人は短時間でできるようになります。
（すぐに出来るようになるかは先生のキャリア次第です）
この時もほとんどの人がそれらしい形までにはすぐに達しました。
そこでダブルやダウンやアップ、それぞれのリズムでのランニングマンを教えます。
体幹のリズムまでくるとさすがに全員は出来ませんが、それでも数名はそれらしい形になりました。

ゴールデンウィーク中の静まり返った会社の中で、１つ明かりのついた会議室の中で踊る大人たち(笑)

皆でランニングマンしているちょうどその時に、遅れて会議に参加しに来たプロデューサーが登場。

いったいなにが起きたのかと、びっくりしておりました(笑)