#03 聴けば聴くほど味が出る! YOU GOT IT ALL / THE JETS

DJ TKO 感動の名曲紹介コーナー

今回ご紹介するこの曲
“YOU GOT IT ALL”
は、俺の愛する曲のなかで1,2を争う名曲ですです。

どちらかと言えば先日アップした
“DeBarge”の”I LIKE IT”
が人生で一番聴いている曲ですが、
それに勝るとも劣らないほど愛している楽曲なんです。

リリースは1986年。
音楽グループ ”THE JETS” の同名ファーストアルバム
“The Jets”からの4番目のシングルとしてリリースされました。
ビルボードでは最高3位を記録しております。
自分はこの曲を、その当時アメリアのヒットチャートを
紹介していた日本の音楽番組、
「THE BEST HIT U.S.A.」で最初に聞いたのをよく覚えております。
この86年当時は洋楽に触れる一番の機会はこのテレビ番組でした。
自分は司会をしていた小林克也氏の大ファンでした。

さて、この曲を歌っているJETSは、前にご紹介したDeBergeと同様、
家族営業のグループです。
そこまでは当時から知っていたんですが、
今回このコーナーできちんとご紹介しようと調べた結果、
今まで全然知らなかったちょっと驚きの事実を知ることが出来ました。

まず最初の驚きは、なんとこの一家は、
2人の養子を含めると全部で17人兄弟!!
どういう構成かまでは書いておりませんでしたが、驚きの大家族ですね!
サッカーチームもできてしまいます!

そして更に心を動かされた事実がこちら。
この曲は、Rupert Holmesという方によって作られた曲だそうですが、
もともと彼は自分の10歳の娘ウェンディのためにこの曲を作ったそうです。
しかしウェンディは脳腫瘍で突然他界してしまいます。
急な出来事で、この曲がJETSによって全米トップ3になるほどの人気を集める事も知らずに逝ってしまったそうです。
ホームズ氏にとっては大変ショッキングな出来事だったと思います。
そしてJETSでこの曲のメインヴォーカルをとっているのは、
当時13歳のエリザベス。
ホームズ氏にとっては、亡くなった最愛の娘とかぶって見えた事でしょう。

そんな事実を知ると、益々この曲への思い入れが強くなってしまいます。

歌詞は要約すると
前に付き合っていた彼との暗い思い出を、
新しく表れたあなたが全て取り払ってくれた

というような意味です。
13歳のエリザベスには、まだちょっと早い内容だと思いますが、
そんな年齢を感じなさせない、しっかりしたヴォーカルです。

ちなみにある時、作曲などもする、音楽をやっている後輩2人に、
「俺の大好きな曲」だと言って聞かせてみたら

「兄貴、この曲がそんなに好きなんですか?
結構特徴のない曲ですね」

・・・と言われてしまった(笑)

誰に何と言われようと、
俺の中で1、2を争う名曲であることは変わりません!

この曲は多分、ファーストインプレッションよりも、
聴けば聴くほど味が出る、
スルメイカ・ソングです!!
是非皆様も、何度もかみしめて聞いてみてください!!

END OF THIS STORY