豪と俺 Spartanic Rockers Story Vol.030

俺たちSpartanic Rockersの
波乱万丈な Story vol.030

ホントはずっと前から知っていたのです(笑)

イギリス、ロンドンで行われていたB-OY BATTLE の世界大会、

「UK B-BOY CHAMPIONSHIPS」

で勝利を収め、有頂天となった我々5人は、次の日はロンドンの下町”Camden Town”でお買い物などをして、ロンドンをちょっとだけ楽しんで帰りました。

この時JOが発掘し、ツヨシと3人で購入したスニーカーがその後我々のチームをはじめ、周りのB-Boy達の間でブームになったことも覚えております。(佐久間さんは色違いで10足ぐらいは買いだめしてた(笑))

ちなみに、当時のイギリスポンドと日本円のレートは、
230円/1ポンドぐらいで、換金すると、240円ぐらいであったと記憶しています。

為替や外貨についてピンとこない方に簡単に説明してみます。

まず、これは自分独自の説明になりますのでご了承を。
毎日の生活の中では感覚的な商品の金額があると思います。
例えば日本の100円は、ジュースが買えたり(今は100円では買えないけど)、板チョコ1枚買えたりする金額ですよね。
日本で100円で買えるものを想像していただけると分かりやすいです。

これがイギリスでは1ポンドに当たります。
要するにイギリスで1ポンドで買えるものは、だいたい日本で100円で買えるものと同じぐらいでした。

ところが、為替レートが大幅に違うのです。
1ポンドを240円で計算するとなると、
日本の感覚では100円のものが、実際は240円という事です。

マクドナルドで5ポンドで買い物をした場合は、
現地の感覚では500円ぐらいの買い物なんですが、日本円に換算するとなんと1200円!!!

ロンドンで日本料理屋に入って、日本茶を頼んだ自分。
「お茶は有料になりますけど、いいですか?」
「大丈夫ですよ」とたのんだ後に1000円以上の金額で驚いた事も覚えています。

*なぜイギリスはユーロではないのか(豆知識)
イギリスはEU 離脱問題が長く取りざたされておりますが、加盟国中もずっと通貨はユーロでなくポンドでした。
各国通貨をユーロに移行する際、通貨の安定が条件にあったが、とあるファンドが自社の儲けの為に一気に大量のポンドを売りに出したため、大幅にポンドの価格が変動し、既定の変動率を上回ってしまったためユーロに移行できなかったそうです。現在は、結果的にその方がよかったという見解が多いようです。

UK B-BOY CHAMPIONSHIPS のオーガナイザー、HOOCH 右 と自分。優勝後に楽屋にて優勝のポーズ!

 

さて、ここからは豪のSNSよりそのまま引用。


帰りの飛行機での豪と俺の会話より・・・


1998年、UK B-BOY CHAMPIONSHIPの時にイギリスから帰りの飛行機、機内。

宮田さん:「豪はどうしてPOPPERなのに、ウインドミルとかBreakin’はじめたの?」

 

僕:「昔、DANCE  DANCE  DANCE っていう深夜番組(フジテレビ)でPOPCORN(ポップコーン)ってチームのメガネかけたWindmillめちゃ早いやついたじゃないですか?」

宮田さん:「う、うん」

僕:「あいつ好きではじめたんすよ。あいつのせいでNYスタイルしかやらなかったんで、下から(フットワークから)しか入れないんですよ」

 

宮田さん:「豪」

僕:「はい」

 

宮田さん:「それ、俺じゃねーかよ!」

ビシっ!! マジ殴り(笑)

*1991年大学生だった自分です。ダンスが下手すぎて恥ずかしいですが、話が分かりやすいようにアップロードしました。

あんなにビデオ見て、スローモーションにして絵にまでかいてメモしてた方をわからなかったんです。

同じチームで踊ってバトルも出て仲良くなってもわからなかったんです。

今思えば、あのスピードのウインドミルでメガネかけてる人なんか他にいないはずなのに、、、

ちなみに宮田さんはWindmillは上からも下からもめちゃ上手く入れます。

テレビで1回フットワークから入ったのを見て憧れて、僕が真似してただけで、僕も今では上から入れます(笑)

大阪のDANCE DELIGHT(ダンス ディライト:ストリートダンスのコンテスト)に出られた時も、「ファンです」ってPOPCORNさんに挨拶しに行ったんですが、LOCKINGメインで、バッキバキのB-BOYという認識がありませんでした。

 

ひとつかっこいい話を、、、

フランスで撮影中に宮田さんが「お前がみたい技のつなぎいってみ」と言われたので

「トーマス、ウインド、エートラ、トーマス、ウインド、ベイビーです」って適当に言ったら、宮田さんがその次の撮影でそのままやってくれました。

鳥肌立ちました!

以上、豪のSNSより引用


イギリスの有名なB-Boy、EVOTとTuff Tim TwistとそのFAMILY!

今回は話が本編からちょっとズレましたが、そんな我々のアホな旅路の思い出話をご紹介いたしました。

ともかく我々は、世界をとった、あの無敵のStyle Elements に勝ったという、最高の気持ちで帰国することができました。

しかし、UK B-Boy は俺の中では世界制覇(笑)の計画の中の1つであり、まだこの先に新たな挑戦がいくつも待ち受けているのであります。

帰国後は新たな挑戦に向けてまた我々SpartanicRockersの活動が始まります!!

End of The Spartanic Rockers Story Vol.030

To be continued


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 世界大会優勝は・・・ Spartanic Rockers Story Vol.029

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